2008年02月10日
クイーン
クイーン
(恐れ多くも)☆4つ。
イギリス王室の伝統と栄光に生涯を捧げることを誓ったエリザベス女王が、ダイアナ妃の死に接し、どのように考えどのように行動したかを綴った映画です。
確かにダイアナ妃の死の直後、エリザベス女王に対する批判は大きかったように記憶しています。映画でもあったように「女王はダイアナ妃の葬儀は王室とかかわりのないこととお考え」と報道されていたように思います。
映画では、女王がいかに王室のしきたり、ルールを理解し、それに基づいて判断していたか、そしてしなやかに現状に対応したかが描かれています。
映画後半のブレア首相が側近たちの女王に対する皮肉に激昂しながら女王の状況を語るシーンがありましたが、あの一息の台詞の中に映画は凝縮されていると思います。
一見冷たく見える女王の行動ですが、若く、本当になにも知らない少女の時代に女王の座につき、その肩に王室のすべてが載せられているのです。女王には受け継ぎ守るべきものがあり、一時の感傷だけでは動いてはならない立場であるとこういことを誰よりも自覚していた・・・そういうことがよく伝わってくる映画でした。
ちなみに上の写真はヴォーグの写真集にあるエリザベス女王若き日の写真。
女王としての重責とともにある長い長い年月です。
ヘレン・ミレンはこの映画の女王役でオスカー助演女優賞。そっくりさん賞でしょうか。

